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大和精密工具 株式会社
こだわり続けて77年、一品料理的な二番取り工具の設計・制作
創業は昭和14年、切削工具の製造を目的として発足した当社は主力をホブとカッターの二番取り工具におき、設備の近代化と技術の向上に努めてきました。
今後も中小企業の特性を生かし、ユーザーの希望に応えるべく挑戦し続けます。
事業内容と今後の展望について経営者の方にお聞きしました
- 御社の事業内容を教えて下さい
- 当社は切削工具のメーカーです。主に歯車を切るための歯切り工具を作っています。
歯車というのは高い精度が要求される部品ですが、それを作るための工具なのでミクロン台の精度が要求されます。 - 御社の特徴、強みを教えて下さい
- 大手メーカーが苦手とする一品料理的な二番取り工具を、大手メーカーに負けない品質・納期・価格で作れることが売りです。
- 二番取り工具とはどの様なものでしょうか?
- すくい面だけを研いでいけば歯型が変わらずに長く使えるように加工された工具です。
お客様にとっては再研磨が容易で工具寿命が延びるというメリットがあります。 - 特殊な加工をしているのですね、技術的に大変なところはどこでしょう?
- 二番取り工具は特殊な工作機械を用いて製作されますが、様々な制約から自動化が難しく、職人による手作業が入ります。バイトや砥石の成形も個人の職人的技術でやっています。
- そうすると技術の承継も大切ですね
- そうですね、ですからその点は計画的にやっています。上手く世代交代も進んで、今は若い職人も増えています。
- 今後の目標などがあればお聞かせ下さい。
- 大きなことは考えていません。特殊な分野ですから大きくもならないし無くなることもないでしょう。
これまでどおり、ものづくりの技能にこだわった世界のなかで、お客様にご満足いただける製品を作っていくのが使命だと思っています。
大和精密工具株式会社 | |
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住所 | 三鷹市新川3-18-10 |
代表者 | 高橋 勉 |
設立 | 昭和14年 |
資本金 | 1,600万円 |
従業員数 | 20名 |
事業内容 | 切削工具の設計製造 |