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株式会社 サーモ理工
熱技術のオンリーワン企業
「熱」この課題で会社を設立し、今日まで独自の熱技術を駆使し熱処理機器の開発・販売を進めてきました。
当社の製品は、全国の理工系大学、国立研究開発法人、民間研究部、海外の大学等で数多く使用されています。
事業内容と今後の展望について経営者の方にお聞きしました
- 御社の事業内容を教えて下さい
- 当社は、試験・研究用の熱処理機器を開発、販売する会社です。 新素材の研究開発には熱処理工程が欠かせないのですが、当社独自の技術を使って試験試料に熱を加え、一気に高温状態へ持っていく機器を開発しています。
- 独自技術とはどの様なものですか?
- 色々とありますが、例えば赤外線による加熱です。赤外線は目には見えませんが、物体が照射を受けると瞬時に温度が上昇します。また、光と同じように透明物体では透過し、屈折もします。このような性質を利用した新しい熱処理方法で真空や磁場中の狭い空間内試料のクリーン加熱ができます。
通常だと試料を1000℃まで加熱するのに1~2時間かかってしまうのですが、赤外線を使った当社の製品であれば1分で1800℃まで上げることが可能です。 - 事業の方は順調そうですね? 生き生きとしていらっしゃいます
- そうですね、好きなことを仕事にしているわけですからね。現在、社員が10名いますが、皆、生き生きと働いています。
- 最後に今後の目標、展望などをお聞かせ下さい
- 今後も熱処理技術を磨いていこうと考えていますが、新しい分野を開拓していく必要があります。例えば、航空機や自動車関連では従来の材料であってもより軽くて耐久性があるものを開発していく方向にきています。それらの研究に使われるような製品を開発していきたいですね。
株式会社 サーモ理工 | |
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住所 | 三鷹市下連雀 8-7-3 |
代表者 | 遠藤 智義 |
設立 | 昭和57年 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 10名 |
事業内容 | 試験・研究用熱処理機器の開発・販売 |